HI-TOP Journal — 2020
トヨタ ハリアー 2.0 Z T-Connect
都市の夜に溶け込む、赤い影
Urban Shadow
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01 / Philosophy
実は、初代ハリアーが1997年に登場した時、トヨタは「クロスオーバーSUV」という言葉すら作り出していなかった。既存のSUVが持つラダーフレームを捨て、乗用車ベースのモノコックに高い着座位置を組み合わせた革新だった。4代目となるこの個体が纏うセンシュアルレッドマイカは、深夜の街灯に照らされると、まるで液体のような艶を見せる。調光パノラマルーフが頭上に広がり、夜空との境界を曖昧にする。ハリアーという名が示すタカの鋭さは、実はこの静寂の中にこそ宿っている。

クロスオーバーという概念を創った車が、今も進化を続けている。
02 / Performance
知られていないのが、このダイナミックフォース2.0Lエンジンの真価だ。最高出力171ps、最大トルク207Nmという数値以上に、熱効率40%という驚異的な燃費性能を実現している。CVTのギア比制御は、加速時の唸りを最小限に抑え、深夜の住宅街でも静寂を保つ。2.7万kmという走行距離は、このエンジンがようやく本来の滑らかさを見せ始めた段階。JBLの12スピーカーシステムが奏でる音響は、エンジン音と完璧に調和し、夜のドライブを上質な時間に変える。19インチホイールが路面を捉える感触も、都市の舗装路に最適化されている。

03 / Details
夜を彩るテクノロジー

01
T-Connect SDナビ
トヨタの車載通信技術DCMを内蔵。リアルタイムで交通情報を取得し、最適なルートを自動更新する次世代システム。

02
JBLプレミアムサウンド
12個のスピーカーとサブウーファーが生み出す立体音響。低音域の再現性は、夜の静寂に溶け込むように調整されている。

03
デジタルインナーミラー
後方カメラの映像をミラーに表示。録画機能付きで、万一の事故時にも証拠を残す。後席の頭で視界が遮られることもない。

04
調光パノラマルーフ
電気的に透明度を変える調光ガラス採用。夜空を眺めながらも、日中は適度に遮光し、室内温度の上昇を抑える。
静寂こそが、都市を駆け抜ける猛禽の本質だった。
この車は売約済みです