HI-TOP Journal — 2006
ハマー H1 アルファ ファイナルエディション
最後の軍用車、最初の自由への鍵
Ultimate Freedom
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01 / Heritage
知られていない事実がある。ハマーH1は元々軍用車両HMMWVの民生版として生まれたが、2006年で生産終了となった理由は環境規制だけではなかった。実は、AM General社がGM傘下を離れる決断をしたからだ。この2006年モデルは、文字通りのファイナルエディション。GM製Duramaxエンジンを積んだ最後の世代でもある。ブロンズに輝く鍛造ホイールが、アスファルトを踏みしめる音は鈍く、重い。4万3千キロという走行距離は、この巨体にとってはまだ慣らし運転の域だ。オフロード補助灯の白い光が、フロントウインチのスチールケーブルを照らし出す。

軍用車の血統が、最後に残した民間への贈り物
02 / Power
GM Duramax 6.6リッターV8ツインターボディーゼルの真価を理解している人は少ない。このLBZエンジンは、実は後のシルバラードやシエラに積まれる名機の原型だった。最大トルクは630Nm。しかも1600回転という超低回転から立ち上がる。重量3トン近いH1を、まるで羽毛のように加速させる理由がここにある。ポータルアクスルが生み出す車高と、CTISによる走行中のタイヤ圧調整システム。岩場でも砂地でも、路面に応じて最適解を見つけ出す。エンジン音は低く唸り、振動がステアリングを通じて掌に伝わってくる。

03 / Details
武骨な機能美の結晶

01
ブロンズ鍛造ホイール
軍用車の無骨さと現代的な美しさを両立。大径マッドテレーンタイヤとの組み合わせで、都市からワイルドまであらゆる路面に対応する。

02
電動フロントウインチ
本格的なレスキュー装備。スチールケーブルは自重3トンのH1を確実に引き上げる。グリルガードと一体化したデザインが機能美を演出する。

03
2トーンレザーシート
軍用車の無骨さを和らげる上質な内装。ブラック×コニャックの配色が、武骨な外観とのコントラストを生み出している。

04
LEDヘッドライト
純正ハロゲンからの換装。夜間走行時の視認性を劇的に向上させ、H1の威容をより際立たせるモダンなアップデート。

3トンの鉄塊が教える、真の自由の重さ
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